映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の感想になります。
ネタバレを含みますので、お読みになる際はご注意ください。
どうも、コロナでぶっ倒れていたブラックさんです。
一時は熱が40℃超えまして、マジで死ぬかと思いました。解熱剤飲むと汗が滝のように出てきて一時的に下がるんですが、またしばらくすると上がりだして…の繰り返し。1週間ほど熱が引かず、かなりしんどかったです、ハイ。
ということで、ライダーの映画と同日に見てきたのにまだ書けてなかった感想を、既におぼろげになってしまった記憶を頼りに書いていきたいと思います。
もくじ
概要
『ロッキー』や『ランボー』シリーズなどで知られるシルヴェスター・スタローンが、世界中のアクションスターを集めて「なんかデカいことしてやろうぜ」と始まった夢のプロジェクト。それが『エクスペンダブルズ』です。誰もが一度は見たことがあるであろうアクションスターたちが一堂に会し、その筋肉を躍動させて暴れまわる奇跡のような作品に、全世界の“漢(OTOKO)”たちは狂喜乱舞しました。
そのシリーズ第4作品目であり、約10年ぶりの新作となるのが、本作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』です。
相も変わらず悪いことしようとしてるヤツを筋肉全開でぶちのめす、アクション娯楽大作となっています。
監督は、スタントマン出身のスコット・ウォー。
2012年の『ネイビー・シールズ』や、大人気レースゲームを映画化した『ニード・フォー・スピード』の監督としても知られています。ジャッキー映画『プロジェクトX』最新作の監督もやってるそうです。そんなんあったのね。
脚本は、男の子はみんな大好き“ガン=カタ”を生み出した『リベリオン』の監督・脚本を務めたカート・ウィマー、『Black Lotus』以来脚本2作目となるタット・ダガーハート、アクション映画などの脚本に数多く参加しているマックス・アダムスが共同で執筆しています。
キャストは、シルヴェスター・スタローン、ジェンソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアら、おなじみのメンバーが出演。そのほか、ミーガン・フォックス、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ジェイコブ・スキピオ、レヴィ・トランが新メンバーとして参加。また、『マッハ!!!!!!!!』で世界の度肝を抜いたタイのアクションスター、トニー・ジャーが謎めいた人物を演じています。
本作でヴィラン(敵役)を務めるのは、『ザ・レイド』シリーズや『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』などで知られるインドネシアのアクションスター、イコ・ウワイス。
さらに、『アンタッチャブル』や『ブラック・レイン』などで知られるレジェンド俳優、アンディ・ガルシアが政府の人間として出演しています。
予告編
面白かったのでなんとなくこちら↓を貼っときます。
あらすじ
消耗品軍団=エクスペンダブルズのもとへ、新たな依頼が舞い込んできました。
CIAエージェントのマーシュ(演:アンディ・ガルシア)より依頼されたその内容は、国際的テロリストのスアルト・ラフマト(演:イコ・ウワイス)が核爆弾を入手しようと企んでおり、それを阻止するというもの。その背後には、CIAらが長年追ってきた“オセロット”と呼ばれる人物も潜んでいるとのこと。
エクスペンダブルズのリーダー、バーニー・ロス(演:シルヴェスター・スタローン)は、かつてオセロットの尻尾を掴もうとして多くの仲間を失った経験があり、この任務に並々ならぬ思いで挑みます。リー・クリスマス(演:ジェイソン・ステイサム)らの活躍でラフマトをあと一歩のところまで追いつめるも、バーニーの乗る飛行機がミサイルで攻撃され、撃墜。クリスマスは命令を無視してバーニーを助けようとした結果、ラフマトの一味を取り逃がしてしまいます。
リーダーを失った消耗品軍団の行く末は、果たして。
そして、“オセロット”の知られざる正体とは――。
というのがあらすじ。
本編感想
やはり暴力…!!暴力は全てを解決する…!!
これに尽きます。
それ以外は本作には何もありません。いや、それ以外は不要なのです。
IQ5以上の登場人物が一切登場しないという、要するに最高の映画です。
敵の目的は核爆弾だの第3次世界大戦だの相変わらず大味極まりないですし、味方は味方で「コンプラがなんだ」と言わんばかりのセクハラ発言オンパレードに、それを一蹴する「ザ・男が考えるいい女」な女性キャラたち。リーダーであるバーニーですら、「お気に入りの指輪を取られた(自業自得)から友達連れて力づくで取り返す」という、イマドキ中学生でもそこまでやらないだろというくらいのバカさ加減。トニー・ジャー演じるデーシャとかいうキャラも、「俺は過去を封印した。もう戦わない」と言ってた数分後には「行くぞ!」とか言ってノリノリで敵をボコボコにしてて笑いました。
“映画”とは、こういうものだと。これこそが、“映画”なのだと。
時代性だのメッセージ性だの、細かいことはいいからとにかくスカッとしたい、という方にピッタリの作品になっています。ミーガン・フォックス演じるジーナとかいうキャラが新生エクスペンダブルズのリーダーに任命されるあたり、「こういうのは今や男だけの特権じゃねぇぞ」って感じで一応コンプラに配慮してる…のかな?
本シリーズのキモであるアクションの方も、終始ドッカンドッカン大騒ぎで、やりすぎなくらいにすごいです。船の上で助走距離もそれほど稼げないのにバイクであんなにジャンプできるわけないだろ、というツッコミは野暮ですよ、奥さん。
それでいて、各キャラにしっかりと見せ場を作ってるのが素晴らしい。イコ・ウワイスのシラットや、トニー・ジャーのムエタイ、レヴィ・トラン演じるラッシュの中国系武術など、世界中の様々な戦闘術が見られたのもナイスでした。ラッシュの九節棍を駆使した戦闘が、個人的に新鮮でとても良かったです。
クライマックス、遂にオセロットの正体が判明し、絶体絶命の大ピンチ。そこへ、死んだと思われていたあの男が!という展開も、特に驚きとかはなく。まぁそうなりますよね、といった範疇を超えてはきませんでした。でもまぁ、悪いヤツを盛大にぶっ○せればそれでいいよね。任務が終わった後にみんなで楽しく酒が飲めりゃ、万事OKですよね。そんな感じでした。
あ、死を偽装するために“あの人”を身代わりにした、というオチは、鬼畜過ぎてちょっと引きました。そもそもアンタが賭け指相撲とかいうわけわからんのやるのが悪いんやん。あの人はそのとばっちり受けてただけやん…。まぁ、そういうやりたい放題なところが最高なんですけど。
最後に、本作のパンフレットは非常に読みごたえがあって良かったです。情報量もさることながら、全体的にふざけ倒した文体が最高でした。開いていきなり「ぼっち・ざ・えくすぺんだぶる!」って(笑)
おわりに
全く内容の無い感想ですが、以上になります。
やっぱり僕はこういう「頭からっぽの方が夢詰め込める」映画が好きだなぁと、再確認させてくれるような作品でした。本作を楽しむコツは、とにかく自身のIQを極限まで下げることです。そうすれば、きっと最高に楽しい鑑賞体験を味わえると思います。
ということで、映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の感想でした。
ではまた。