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映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』感想(ネタバレ)

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバ』の感想になります。
ネタバレを含みますので、お読みになる際はご注意ください。

マーベルコミックを原作とした複数の実写映画を同一の世界観で描くクロスオーバー作品群、それが『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』。

本作は、マーベルコミックに登場するヒーローのひとり、ブラックパンサーを主役とした映画であり、2018年公開の『ブラックパンサー』に続く第2作目となります。

前作は初の黒人を主役としたスーパーヒーロー映画として注目され、キャストやスタッフ陣も大半が黒人で構成されていることも相まって、話題となりました。そして、スーパーヒーロー映画としては史上初、アカデミー賞7部門ノミネート、3部門で受賞という快挙を成し遂げています。誰の目から見ても傑作だって、はっきりワカンダね。

 

目次

 

ブラックパンサーとは

ティ・チャラブラックパンサーは、アフリカにある架空の国、ワカンダ国の君主であり守護者でもある、というキャラクターで、アメコミ界では初となる、アフリカ系の黒人ヒーローです。
原作では、1966年に刊行されたコミック『ファンタスティック・フォー』にて初登場。

コミックでもアベンジャーズのメンバーとして活躍したほか、ファンタスティック・フォーイルミナティ等のメンバーとしても活躍したそうです。また、X-MENのメンバーであるストームと結婚していたこともあるそうで、ちょっと驚き。

 

その能力は、特殊なハーブによってもたらされる、超人的な身体能力。パワーやスピードだけでなく、五感全てが強化されているとのこと。また、精霊や神様との交信等、霊的な能力も持っており、祖先のブラックパンサーの能力を使ったり、死者を操ったりすることも出来るらしいです。MCU版ではここまでの能力は無い(儀式の中で霊界?がちょっと出てくるくらい)ので、なんかスゲェな…という感じ。

そのほか、優れた頭脳や先進的な技術、強力なワカンダの軍隊も大きな武器となっており、この辺はMCUにも受け継がれています。発明家としての一面もあるそうですが、これは妹のシュリに分散させたみたいですね。

 

これまでの変遷

MCUにおけるこれまでの活躍を、簡単に書いていきたいと思います。

  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』2016年
    この作品にて、MCU初登場。また、実写映画への登場もこれが初なんだとか。
    父を殺害した容疑者であるウインター・ソルジャーへの復讐のため、アイアンマン陣営のひとりとして参戦します。ラストでは黒幕であるヘルムート・ジモを見つけ出しますが、ティ・チャラは彼を殺害せず、復讐の連鎖に終止符を打つのでした。

  • ブラックパンサー』2018年
    『シビル・ウォー』の1週間後のお話。
    亡き父に代わり王位に即位したティ・チャラでしたが、ワカンダの闇を体現したような男、キルモンガーによってその地位は奪われてしまいます。しかし、反旗を翻したドーラ・ミラージュやジャバリ族の助けなどもあって、王位を奪還。最後は、ワカンダの隠されてきた技術を世界の為に開放することを国連で演説し、幕を閉じました。

  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー&エンドゲーム』2018,2019年
    大ボス、サノスインフィニティ・ストーンを奪われまいと、ワカンダを舞台に大激戦が繰り広げられます。しかし健闘虚しく、ストーンは奪われ、サノスのデシメーション(通称:指パッチン)が発動。全生命体は半分に間引きされ、ティ・チャラも消滅してしまいます。
    その後、“タイム泥棒作戦”によってストーンを再び集め、消滅した人々を復活させることに成功。最終決戦では、復活したティ・チャラやワカンダの軍勢も加勢し、勝利を収めます。

  • ホワット・イフ…?』2021年
    本筋とは関係ない番外編となりますが、こちらでは別次元(マルチバース)のティ・チャラが登場します。ティ・チャラがスター・ロードとなり、宇宙をまたにかけて活躍する姿が描かれました。この作品が、チャドウィックの遺作となっています。

 

本作について

そうして本作へと繋がってくるわけですが、これまでティ・チャラを演じてきたチャドウィック・ボーズマンは、2020年に43歳という若さでこの世を去ってしまいました。2016年に病気が発覚したそうなので、MCU作品のほとんどを病と闘いながら撮影したということですね。そんな風には全く見えなかった…。

続編の企画は前作公開直後からチャドウィックの主演で進行しており、脚本も既に出来上がっていたらしいです。しかし、彼の急逝によりその企画は大きく変更されることとなりました。

 

監督・脚本は前作同様、ライアン・クーグラー
スタローンの出世作ロッキー』シリーズのスピンオフ、『クリード』シリーズの監督としても知られています。

主演を務めるのは、レティーシャ・ライト
前作でもティ・チャラの妹、シュリを演じ、本作でも同役を演じています。きっと彼女へのしかかるプレッシャーは並々ならぬものがあったと思いますが、見事に演じ抜いてくれました。

そのほか、ルピタ・ニョンゴダナイ・グリラウィンストン・デュークアンジェラ・バセットマーティン・フリーマンなど、前作にも登場したキャスト陣が続投しています。

 

さて、キリが無いのでぼちぼち感想に参りたいと思います。

 

予告編


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あらすじ

ワカンダ国国王、ティ・チャラの死から、1年。

彼に代わり、母のラモンダ(演:アンジェラ・バセット)が外交の場に立っていました。ラモンダは国連会議で、ワカンダが保有する宇宙由来の鉱石、ヴィブラニウムを奪おうと、某国が襲撃してきたことを抗議。こんなことが続くのなら戦争も辞さない、と毅然とした態度で言い放ち、その場を後にします。

一方、ティ・チャラの妹、シュリ(演:レティーシャ・ライト)は、兄を喪った悲しみから立ち直れずに、ラボに籠もって研究に明け暮れていました。見かねたラモンダはシュリをドライブへ誘い、ワカンダ国内のとある水辺へとやってきます。葬儀に使用した装束を燃やすことで死者への弔いが完了するのだと教えるも、兄の死を受け入れきれずにいるシュリは、「燃やしたいのは服じゃなく、この世界そのものだ」とそれを拒否。

そこへ、海底帝国タロカンの王、ネイモア(演:テノッチ・ウエルタ・メヒア)と名乗る男が水の中から現れ、接触してきます。厳重なセキュリティをどうやって突破したのか…それを聞く間もなく、彼は海底にある自国のヴィブラニウムが狙われており、探知機を開発した人間を連れてくるように要求してきます。拒否すればワカンダの国民を皆殺しにする、とも。

地上のワカンダと、海底のタロカン。両国の辿る運命とは――。

というのがあらすじ。

 

本編感想

追悼、チャドウィック・ボーズマン

本作では、ティ・チャラのいないワカンダの苦労を一貫して描いており、「我らの王が健在ならこんなことには…(悔)」みたいなのがすごく多かった印象。いやまぁ、基本誰もそんなことは言わないんですが、そうやってティ・チャラという人物の偉大さを更に強調するような作りにすることで、この作品そのものがティ・チャラ=チャドウィック・ボーズマンを悼む物語になっているような、そんな気がしました。

 

個人的に、チャドウィックはものすごーく好きな俳優でして。
彼の出演作全てを見ているわけではありませんが、ティ・チャラがそのまま具現化したような佇まいや雰囲気、高い知性や気高き精神を持っているように見えて、ティ・チャラというキャラクターとしても、チャドウィック・ボーズマンという俳優としても、すごく好感が持てる人物だと思いました。『ブラックパンサー』で成し遂げた快挙は、彼の功績によるところが大きいのは間違いないだろうと思っています。今後の映画界を担っていってくれるほどの存在だと思っていただけに、訃報を受けたときには本当にショックでした。

で、恐らく製作陣も、僕と同じかそれ以上に、彼のことを尊敬していたんじゃないかと。
CG処理だったり代役を立てたりすれば、ティ・チャラを登場させることは十分可能だったようですが、監督はそれを一切しない事を選択。当初のティ・チャラを主役とした作品から、現実と同様にティ・チャラ亡き後のワカンダを描く作品へと、大きくシフトチェンジされました。
恐らく企画を最初から練り直すって相当大変な事だと思うんですが、それでもチャドウィックが出演出来ないのならティ・チャラは出さないと考えるに至ったのは、ひとえに彼への尊敬の念からだったのではないかと思います。

 

彼の死、そして葬式のシーンから映画は始まるのですが、もう悲しくて悲しくて、開始1分経たないくらいでもう泣いてました。その後に流れる、マーベルスタジオのロゴが出るいつものヤーツもティ・チャラ仕様になっていて、もう号泣。その後も「ティ・チャラだったらどうしてただろう…」と思うところがたくさんあって、そのたびに泣いてました。

 

理想と現実の壁

あらすじでも軽く書きましたが、まだ弔いの儀式も終わりきっていないときに、ワカンダが保有する支援センターが何者かに襲撃され、ヴィブラニウムが奪われそうになります。国王親衛隊ドーラ・ミラージュがそいつらを制圧し、後日ラモンダは国連でそれを抗議します。ティ・チャラはその気高き精神から自国の技術を世界の為に使おうとしていたけれど、実際はこうやって力ずくで奪おうとしてくる奴らばかり。現実は厳しい。

こうした、高潔過ぎるがゆえに現実とのギャップに(周りが)苦しんでしまうという構造は、『ファルコン&ウインター・ソルジャー』にて、偏見など何一つないスティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカサム・ウィルソンファルコンに盾を託すけれど、サムは未だ根強く残る黒人差別問題によって苦しむ場面に似ていると思いました。

 

ほかにも、ドーラ・ミラージュの隊長、オコエ(演:ダナイ・グリラ)が、良かれと思ってシュリを外へ連れ出したらタロカンに連れ去られてしまったり、ラモンダがナキア(演:ルピタ・ニョンゴ)に「なんとしてもシュリを連れ帰って」と命じたばかりに、シュリのお世話をしてくれてたタロカン人を射殺してしまい、それが原因で和平交渉が決裂してしまったりと、上手くいかない現実を描いているのも印象的でした。

余談ですが、シュリが連れ去られた際、オコエに対し、「私はお前たちがキルモンガーに従って我々を裏切ったことも許した。だが今回ばかりは許さない。私の制止も聞かず娘を連れ出した結果がコレだ。お前の隊長の任を解く。ドーラ・ミラージュもクビだ」とラモンダがブチ切れるとこ、正論過ぎてぐうの音も出ないやん…そらオコエも無言で涙流すしかないわな…と思いました。本作のラモンダはずっと気丈に頑張っているように見えて、すごく好感が持てました。

 

海の王国、タロカン

今回、敵として立ちはだかるのは、海底にある帝国、アトランティスタロカンの人間たち。
ワカンダのみに存在すると思われていたヴィブラニウムは実は海底にもあり、そのそばに生えていた海草?を煎じて飲むことで、超人的な身体能力を獲得。つまりは、国民全員がブラックパンサーと同等の力を持っているということ。しかし、水の中でしか酸素を取り込めなくなり、海底に帝国を築いた…という設定。地上では息が出来ないので、陸に上がるときは海水で満たされたマスクをつけているのですが、「感染対策しっかりしてるな…」と余計なことを考えてしまいました(笑)

 

彼らの王、ネイモアは、地上でも呼吸ができ、更に足首から生えた羽によって空を飛ぶことも出来る、特異体質の持ち主。国民からはククルカン(羽を持つ蛇の神)と呼ばれています。飛行能力を「空を泳ぐ」という風に表現していたのが、なんかおしゃれだなーと思いました。

彼のキャラクターが、慈悲深く他国(というかワカンダ)にも友好的、というのも面白かったです。「ワカンダは我々と同等の軍事力があるようだし、敵にするとやっかいだから仲良くしとこう。地上を制圧する時、ワカンダを味方にしておけば有利に働くだろうし。」みたいな思惑はあるようですが、シュリへの思い入れみたいなのもあるようだし、国民を殺害されて激昂するという民思いな一面もあって、なかなか魅力的な悪役でした。シュリをタロカンへ招待し、街を案内するシーンは、圧巻の映像美でしたね。

 

そーいや、『ミズ・マーベル』のラストで「君は突然変異(ミュータント)だよ!」というセリフが出てきたときも驚きましたが、今回も「私はミュータントだ」と明言されていましたね。これから展開されるMCU版『X-MEN』への種蒔きでしょうか。胸が躍りますなぁ。

 

新ヒーロー、アイアンハート

本作では新たなヒーロー、アイアンハートが初登場します。
ヴィブラニウムの探知機を開発したのは、若干19歳の大学生、リリ・ウィリアムズ(演:ドミニク・ソーン)でした。これまで誰にも作れなかったヴィブラニウムの探知機を、ありふれた材料だけで作ってしまうほどの天才。原作では15歳という設定ですが、映画では少し年齢が上がりました。トニー・スタークアイアンマンとの関係性は、本作では特に言及されませんでしたね。

彼女は作業場でパワードスーツをDIYしており、初めはアイアンマンMk-1のような手作り感溢れるものだったのが、ワカンダの最新鋭の設備で新たなスーツを完成させます。『エンドゲーム』でペッパー・ポッツが装着したMk-49 “レスキュー”とも異なる、背中に大きなブースターのようなものを装備した姿が非常にカッコよかったです。

超余談ですが、予告編で鉄板を叩いて切り抜いた形がハート型になってるシーンがあって、「これはもしやアイアンハートが!?」と予想できたのですが、正直なところそういう匂わせも要らなかったというか、全く何も知らない状態で見たかったなぁ、と。まぁ、あくまで個人的な感情なので、大した問題ではないです。

来年にはDisney+でアイアンハートを主役としたドラマも配信予定とのことで、そちらも非常に楽しみ。

 

新生・ブラックパンサー

中盤、ワカンダに攻め込んできたネイモア達によって、リリをかばったラモンダは命を落としてしまいます。割と簡単に人が死ぬところも、本作の特徴かもしれない。唯一残された家族を奪われた怒りで、復讐に燃えるシュリ。ブラックパンサーの力の源であるハーブは前作でキルモンガーによってすべて焼き払われてしまいましたが、度重なるトライ&エラーの結果、3Dプリンターで再現することに成功。「ネイモアを殺す力を手に入れるため」に、シュリは例の儀式に臨みます。

霊界にて自身を導く存在と対話をするのですが、てっきり母のラモンダが出てくるのかと思いきや、現れたのはなんと、エリック・“キルモンガー”・スティーヴンス(演:マイケル・B・ジョーダン)でした。ここでティ・チャラが出てこないのは、チャドウィックが出演出来ないからというメタ的な理由から予想がつきましたが、まさかキルモンガーが出てくるとは驚きでした。つまり、今のシュリの精神性は、ティ・チャラやラモンダのような気高いものではなく、キルモンガーのような利己的で、暴力的なものだということでしょうね。

そしてキルモンガーの言う事に耳を傾けることなく、荒んだ心のまま現世に戻ってきたシュリ。儀式は失敗…かと思いきや、しっかりスーパーパワーは身に着けていました。漆黒のスーツを身に纏った彼女は、遂に新たなブラックパンサーとなります。敢えてキルモンガーのような金色の差し色が入ったスーツを選ぶところがまたニクイ。シュリ自身も、今の自分がヤツ寄りだと理解していた、ということでしょうか。

 

ティ・チャラを継ぐ者

タロカンの次の襲撃に備え、少し離れたジャバリパーク…じゃなかったジャバリ族の住処へ避難していた人たちのもとへ、上空から颯爽と現れるシュリ/ブラックパンサー。新たな王の誕生に歓喜する人々の前で、殺された者、そして母の仇を取るために、タロカンと戦うことを宣言します。
ジャバリ族のリーダー、エムバク(演:ウィンストン・デューク)はそんな彼女を心配し、「仇を取って、その後はどうする?復讐はまた新たな復讐を生むだけだぞ」と諭します。しかしそんなエムバクの言葉もシュリには届かず、「その後のことなんてどうだっていい。私はネイモアを許さない。絶対に殺してやる」と譲らないのでした。エムバク、ただの脳筋野郎かと思ってましたが、こういう一面もあるのね…(失礼)。

前作までのシュリは天真爛漫で今風な天才発明家といった感じでしたが、本作では暗く、怒りや悲しみに満ちた姿になっていて、その変貌ぶりには本当に驚きました。そしてその姿は、これまでマーベル・スタジオが描いてきたヒーロー像とはかけ離れている、というのも興味深いなぁと。誰かを守りたいとか、誰かの助けになりたいとか、そういった感情が無いわけではないけれど、それ以上に兄を失った悲しみから前を向くことが出来ず、助けることが出来なかった自分自身をずっと責めているんですよね。更に、唯一の家族だった母を奪われたことで復讐心に呑み込まれてしまうというのは、彼女の気持ちが痛いほど伝わるだけになんとも悲しい…。

 

しかしラストで、シュリの心境は変化します。
戦闘中も殺意むき出しといった感じでしたが、作戦が見事にハマり、ネイモアを追い詰めたところで、彼に案内されたタロカンの風景、そしてそこに生きる人たちが思い浮かびます。最終的にシュリはネイモアを殺さず、再び和平の道を選ぶのでした。

「兄のような人物であろう」と思った、というよりかは、ワカンダとタロカンの国民がダブった、ということなのでしょうね。理由はどうあれ、シュリもまた復讐の連鎖に終止符を打った。この行いひとつで全てがひっくり返るわけではないけれど、偉大な兄に一歩近づいたのかな、と。ここでようやく、真の意味で“新たなブラックパンサー”が誕生した、といえるのではないでしょうか。

ネイモアは相変わらず打算的に和平を受け入れているようでしたが、今後両国の関係性はどうなっていくんでしょうかね。

 

恒例のミッドクレジットは、シュリがナキアの暮らすハイチを訪れ、彼女とティ・チャラの間に生まれた子供と対面する、というシーン。まさに「想いは、受け継がれる―。」というキャッチコピーの通りで、すごく感動してしまいました。また、ここでシュリは葬儀で使用した衣装を燃やしており、ようやく前に進む決心をしたんだな…と思うとまた泣けてきました。

 

そのほか、エヴェレット・K・ロス(演:マーティン・フリーマン)は相変わらずいい人だなぁとか、ヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(演:ジュリア・レイス・ドレイファス)はロスの元嫁だったんかい!とか、カーチェイスシーンは前作の韓国でのシーンを彷彿とさせて最高!とか、ミッドナイト・エンジェルってオコエも言ってた通りネーミングセンスダサすぎ…(デザインは割と好き)とか、いろいろ言いたいことはありますが、この辺にしときます。

 

おわりに

といった感じで、感想は以上になります。
すごく思い入れの深い作品となったので、ちょっと長くなっちゃいました。

すずめの戸締まり』と同日に見てきたのですが、図らずもどちらも「亡くした人を悼む物語」だったのが印象的でした。同じ日に見たのにこんなに間が空いてしまったのは、あーでもないこーでもないと書いたり消したりしていたせいです…。

 

本作でMCUのフェーズ4は終了し、いよいよフェーズ5へと突入します。フェーズ4では様々な情勢の変化もあり、上手くいかないことも多かったように思いますが、今後のMCUがどのように発展していくのか、楽しみでなりません。そこにティ・チャラがいてくれたら…と思うとまた涙が溢れそうになりますが、新たなブラックパンサーの活躍を今後も見守っていきたいと思います。

 

ワカンダ・フォーエバー。

チャドウィック・ボーズマン、フォーエバー。

ということで、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバ』の感想でした。

ではまた。