GORGOM NO SHIWAZAKA

ゴルゴムのしわざか!

映画『君のクイズ』&『ミステリー・アリーナ』感想(ネタバレ)

映画『君のクイズ』および『ミステリー・アリーナ』の感想になります。
ネタバレを含みますので、お読みになる際はご注意ください。

公式サイト(https://yourownquiz.toho-movie.jp/)より

公式サイト(https://movies.shochiku.co.jp/mysteryarena-movie/)より

2026年5月。

“クイズ番組”をテーマにした邦画が2作品同月に公開されるという、奇跡?珍事?が起こりました。

 

一足先に5/15より公開されたのが、映画君のクイズ

優勝者が最終問題を1文字も聞かずに正解出来たのはなぜなのか、その謎を解き明かしていくミステリー作品です。

 

続いて5/22より公開されたのが、映画ミステリー・アリーナ

こちらは近未来を舞台に、100億円という莫大な賞金を懸け、出題されたミステリー小説の犯人を推理していく、といった作品です。

 

僕はなんでか興味をそそられて両方鑑賞してきたので、個人的な感想を2作品まとめて書いていこうと思います。

なぜなら、ひとつずつ書くのがめんどくさいので…。

 

もくじ

 

概要

『君のクイズ』について

2023年に様々な賞を受賞した傑作ミステリー小説を実写化したのが、本作。

 

監督は『水曜日が消えた』や『ハケンアニメ!』など、何かと中村倫也と縁深い吉野耕平

脚本は吉野監督と、『恋わずらいのエリー』や『君がトクベツ』など、ラブコメ作品を中心に執筆しているおかざきさとこ

キャストは主演の中村倫也神木隆之介をはじめ、ムロツヨシ森川葵ユースケ・サンタマリアなどが出演。

 

『ミステリー・アリーナ』について

こちらも原作は小説。

2016年にミステリー部門の数々の賞を受賞したベストセラーを実写化したものになります。

 

監督は『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど、数多くの作品で知られる堤幸彦

脚本は『宝島』などで知られる大浦光太と、『幸せカナコの殺し屋生活』などTVドラマをメインに活動している高徳宥介

キャストは主演を唐沢寿明、そして芦田愛菜鈴木伸之玉山鉄二奥野壮野間口徹浅野ゆう子などが出演しています。

予告編


www.youtube.com


www.youtube.com

 

あらすじ

『君のクイズ』

生放送クイズ番組、“Q-1グランプリ”の決勝戦。

“クイズ界の絶対王者”こと三島玲央(演:中村倫也)と、“世界を頭の中に保存した男”こと本庄絆(演:神木隆之介)との一騎打ち。共にあと1問正解すれば優勝が決まるという大一番。

そんな中で迎えた最終問題。
本庄はなんと問題を1文字も聞かずにボタンを押し、見事正解。優勝を勝ち取ります。

どう考えてもありえない。トリック?魔法?それともヤラセ?本庄は一体、どうやって最後の問題の解答を導き出したのか――

というのがあらすじ。

 

『ミステリー・アリーナ』

近未来。大晦日。

20年もの長きにわたり年越しの風物詩となっている番組が、推理クイズ番組“ミステリー・アリーナ”

名物司会者、樺山桃太郎(演:唐沢寿明)がド派手に盛り上げるこの番組は、毎年異なるミステリー小説が読み上げられ、予選を勝ち抜いた解答者たちの中で誰がその犯人をいち早く見破れるのかを競う、というもの。なかなか正解者は現れず、キャリーオーバーされたその賞金は100億円にまで膨れ上がっていました。

果たして、誰が最も早く犯人を突き止め、100億円を手にするのか。
そして、この番組の裏に隠された恐るべき罠とは――

というのがあらすじ。

 

感想

2作品とも嫌いじゃないです。

 

まず、なんでこんなことになったんですかね。

偶然なのか狙ったのかわかりませんが、同じ月に同じような映画が2つ公開されるって、普通避けませんか??天下のディズニーだって、ディズニー作品とピクサー作品を同じ月に公開なんてしないでしょう。観客も分散しちゃいそうな気がしますし。何かこの時期に公開しなきゃならない事情とかあるんですかね。知らんけど。

まぁ、そんなところがなんか面白いな、と思って僕は両方見てきたわけなんですけども。

 

『君のクイズ』の方は割と硬派なミステリー作品であり、ヒューマンドラマ的な側面もある作品でした。

特に三島と本庄とで、頭の中でどのように正解を導き出しているのかをビジュアル化したシーンはとても見ごたえがありました。三島はフローチャートのように理路整然と順を追って答えへの道筋を辿っていくのに対し、本庄は雲のように膨大な記憶の中から該当しないものを排除していって答えを見つけ出すという、2人の性格が見るだけでハッキリわかるのが良かったです。

ムロツヨシ演じる坂田も、天才2人に敵わないことを理解しつつも一矢報いてやろうみたいなのが、なんともいい味出してました。クイズにおける様々なテクニックが知れたのも良かったです。そんな色んな駆け引きがあるなんて知りませんでした。

あとは、得意とするジャンル、出題されたテーマへの思い入れなど、「クイズの解答にはその人の人生のすべてが出る」という描き方は、なるほどなーと唸るものがありました。UNDERTALEやりたいけどまだやれてないんだよなぁ…。

でも、良くも悪くも抑揚がないというか、いかにも邦画っぽいなーという地味な感じは否めず。それと、「あの時は泣き崩れていたんじゃなくて、実は笑いをこらえきれなかったんだ」みたいなのは、そんな強がり別に要らないのに…と思ってしまいました。瀬田宗次郎くんじゃないんだから。

本庄くん発狂してしまうよ…

 

対する『ミステリー・アリーナ』の方は、なんというか…

ミステリー?サスペンス?アクション?バトルロイヤル?それらすべての要素があるような、ないような…。なんとも言えない、変な作品でした。

なんだろう、違和感のないシーンが無かったんですよね。

一子はサンゴがイマジナリーフレンド的なヤツ(=周りには見えてない)ってわかってるんだからそれらしく振舞えばいいのに、急に「サンゴ静かにして!」って叫びだしたりとか、あの監視体制の杜撰さでよく今まで裏の姿が公になってなかったなとか、「小説の登場人物に直接危害を加えられる」とかワケのわからん設定いらん、「物語を自由に書き換えられる」だけでええやろとか、ツッコミどころに事欠かない作品だったと思います。世界観に入り込めなかったせいか、70~80年代ディスコ風の番組のテイストも、ずっと滑っていたように思えてなりませんでした。

ただ、樺山のキャラは面白かったですし、れっきとしたクズキャラではありましたがその矜持を最期まで貫く姿勢には好感が持てました。それと、見ている間ずっと「ナニコレ…」という気分ではあったんですが、不思議と最後まで集中力が途切れず見れたんですよね。エンターテインメントとして最後まで見させるだけの魅力というか、パワーのある作品だと思いました。干からびた玉鉄のビジュアルは面白かったですし(笑)

あ、あと、エンディングの主題歌やたらいいな、と思ったらYMOでした。そりゃいいわけだ。

 

おわりに

そんな感じで、簡単ではありますが感想は以上とさせていただきます。

どちらが良い悪いと断言するつもりはありませんが、僕の個人的な思いとしては、『君のクイズ』の方が面白かったかなぁ。

 

じっくりとストーリーを楽しみたいという方は『君のクイズ』がオススメで、映画らしい派手なエンタメを楽しみたいという方は『ミステリー・アリーナ』がオススメです。
気になった方をぜひ見てみてはいかがでしょうか。もちろん、一番オススメなのは両方見ることですけどね!

ということで、映画『君のクイズ』および『ミステリー・アリーナ』の感想でした。

ではまた。